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NASにアクセスできない時は対処法一覧を動画で解説しています。
資格情報とはネットワーク上の共有フォルダにアクセスする時に、どのユーザーとパスワードでアクセスするかを記憶させる機能です。
通常Windowsでは資格情報が登録されていない場合、ログインしているユーザー名とパスワードを使って共有フォルダにアクセスします。
共有フォルダがある機器にアクセス権の設定がされている場合でアクセスするパソコンのログインユーザー情報のアクセス権が設定されていない場合以下の画像のようにネットワーク資格情報の入力でユーザー、パスワードの入力が求められます。
上記の表示が出た場合はまずユーザー名に「1」パスワードに「1」など、なんでもいいので入力してOKをクリックしてください。
再度ユーザー名とパスワードのアクセス権に設定されているユーザー名とパスワードを入力する必要があります。
入れ替える前のパソコンではアクセス出来ていて上記の表示が出る場合は、入れ替え前のパソコンの資格情報が残っている可能性があるので、資格情報を新しいパソコンに移行しましょう。
Windows10購入後の設定のまとめ記事もあるので参考にしてください。
資格情報の移行手順 移行元のPCでの作業
コントロールパネルを開いてカテゴリ表示にしてください
ユーザーアカウントをクリック
OSやエディションによって「ユーザーアカウント」の表示が異なります。
資格情報マネージャをクリック
Windows7の場合
資格情報コンテナーのバックアップをクリック
この時にWindows資格情報の欄に何もない場合は移行できる情報は何もないので、移行する必要はありません。
Windows8、Windows10の場合
①Windows資格情報をクリックして②資格情報のパックアップをクリック
この時にWindows資格情報の欄に何もない場合は移行できる情報は何もないので、移行する必要はありません。
参照をクリック
任意の場所を指定して①任意のファイル名を入力して②保存をクリック
次へをクリック
キーボード上の
を押下
①パスワードを入力して②次へをクリック
完了をクリック
保存場所に指定した場所に資格情報のファイルがあることを確認して、移行先のパソコンにデータを移動する。
資格情報の移行手順 移行先のPCでの作業
移行元で作成した資格情報のデータを移行先のパソコンに移動したら先程と同様の手順で資格情報マネージャーを開く
Windows資格情報をクリック
資格情報の復元をクリック
参照をクリック
①移行した資格情報ファイルをクリックして②開くをクリック
次へをクリック
キーボード上の
を押下
移行元PCで入力した①資格情報ファイルのパスワードを入力して②次へをクリック
完了をクリック
資格情報が追加されていることを確認
上記の手順で資格情報の移行が完了します。
まとめ
新しいパソコンで共有フォルダにアクセスできなくなり、尚且つネットワーク管理者が不在でパスワード不明の時に、旧PCから資格情報を移行することによって共有フォルダにアクセスできるようになります。
ただし、パスワードがわからない状況はアカウント管理が出来ていない状態なので共有フォルダ側のアクセス権を変更して、パスワードを管理する事理想です。
また、資格情報移行しても共有フォルダのアクセスが出来ない場合はパソコンの設定変更が必要な場合があります。
Windows10の場合はSMB1.0が無効になっているのが原因の可能性が高いので、以下の記事を参照してSMB1.0を有効にしてください。