ネットワーク解説

メールの仕組み

メールの仕組み

メールを送信するときはSMTPという通信方法を使い、メールサーバーにメールを送信する指示を送ります。

また、メールを受信する時はPOPという通信方法を使いメールサーバーに格納されているメールを受信します。

多くの方がパソコンでメールを送る時にパソコン自体にメールを送受信する機能が付いていると勘違いしています。パソコンのメールソフトはメールサーバーにメールを送受信させるように指示する機能があるだけです。

新しいメールアドレスが欲しい場合なども、パソコンの設定で新しいメールが使えるようになるわけではありません。

メールを送信するSMTP

メールの設定画面を例にSMTPの仕組みを説明していきます。

私が使用しているメールソフトはoutlookですが、どのメールソフトで設定値は同じです。

まず枠の「送信メールサーバー(SMTP)」について

画像内の設定値はこのサイトと同じドメインである「youtm-log.com」に設定されています。

これはメールを送信する際にyoutm-log.comのメールサーバーにメールの送信指示をする事になります。

 

次に詳細設定の中の送信サーバーのタブを見ると「送信サーバー(SMTP)は認証が必要」にチェックを入れて「受信メールサーバーと同じ設定を使用する」が選択されています。

上記の「受信メールサーバーと同じ設定を使用する」は下記のメールサーバーへのログオン情報を指しています。

 

次にポート番号の設定です。詳細設定の詳細設定タブを開きます。

465ポートを使う場合はメールサーバーとメールソフト間での通信が暗号化されます。

465ポートに対応していないメールサーバーがあるので、注意が必要です。

 

このようにメールソフトがメールを送信する時

①SMTPサーバーに認証するために設定されたアカウント名とパスワードでメールサーバーログインする

②ログイン情報が正しければ承認する

③メールサーバーにメール内容を送りメールサーバーが相手のメールサーバーにメールを送信する

これがメール送信の仕組みです。

プロバイダから無料で付与されているメールアドレスを使用している場合、SMTPサーバー名や、アカウント名、パスワードプロバイダの契約書に記載されています。

 

メールを受信するPOP

SMTPのメール送信と同様で、メールを受信する時もメールサーバーにあるメールをPOPという通信方法でメールサーバーのメールをダウンロードします。

まず枠の「受信メールサーバー(POP)」について

画像内の設定値はSMTPサーバーと同様でこのサイトと同じドメインである「youtm-log.com」に設定されています。

これはメールを受信する際にyoutm-log.comのメールサーバーにあるメールをダウンロードするとうい設定です。

また、プロバイダやメールサーバーによってはSMTPとPOPのサーバーが異なる場合があるので注意が必要です。

 

「youtm-log.com」のメールサーバーにログオンする時、「アカウント名」に設定されているアカウントのメールをダウンロードします。

 

 

次にポート番号の設定です。詳細設定の詳細設定タブを開きます。

995ポートを使う場合はメールサーバーとメールソフト間での通信が暗号化されます。

995ポートに対応していないメールサーバーがあるので、注意が必要です。

 

POPサーバー配信の設定

POPの通信でメール設定をする際に一番重要なポイントは下側の配信の設定です。

「サーバーにメッセージのコピーを置く」のチェックを外した時の動作について

「サーバーにメッセージのコピーを置く」のチェックを外した時の動作は、メールサーバー内の受信メールがメールソフトによってダウンロードされた時に受信メールを消す設定になります。つまり、メールソフトでメールを受信したときにメールサーバーの中のデータは無くなります。

①ログオン情報でメールサーバーにログオンする

②ログイン情報が正しければ承認する

③メールサーバー内のメールをダウンロードする

ここから配信の設定です

④配信の設定に従って、メールサーバーのデータを削除指示を送る

⑤指示内容に従い、サーバー内のメールデータを削除する

この時に他のパソコンやスマホなどで同じPOPサーバーへの設定がされている場合サーバー内にメールは何もないので、メールは受信されません。

 

「サーバーにメッセージのコピーを置く」のチェックを入れ、尚且つ「サーバーから削除する」のチェックを外した時の動作について

「サーバーにメッセージのコピーを置く」のチェックを入れ、尚且つ「サーバーから削除する」のチェックを外した時の動作。

メールソフトがメールをダウンロードした後もサーバーにはメールが残り続けます。

この時に他のパソコンやスマホなどで同じPOPサーバーへの設定がされている場合、サーバーにメールデータが残っているのでメールが受信されます。

 

「サーバーにメッセージのコピーを置く」のチェックを入れ、尚且つ「サーバーから削除する」のチェックを入れ3日後に設定した時の動作について

次に「サーバーにメッセージのコピーを置く」のチェックを入れ、尚且つ「サーバーから削除する」のチェックを入れ3日後に設定した時の動作。

2月10日にメールソフトからメールをダウンロードしたとします。

2月7日以前のメールに関してはダウンロード後削除されるので、サーバーのメールデータは2月3日のメールデータが削除されます。

この時に他のパソコンやスマホなどで同じPOPサーバーへの設定がされている場合、サーバーにメールデータが残っている2月10日のメールのみダウンロードされます。

メールサーバーのデータ削除のタイミング

POPでのメール受信の場合はメールデータの削除によって、同じPOPの設定をしているパソコンから一部メールの受信ができないなどトラブルが発生する場合があります。

またメールを削除しない設定でも、メールサーバーの容量オーバーで発生するトラブルもあります。

削除までの日数を適切な設定にして、メールサーバー内のメールデータを管理する必要があります。

IMAPでメールを受信

POPでのメール受信はメールサーバーにあるメールデータをメールソフトにダウンロードしてメールを見る仕組みでした。

IMAPはPOPのサーバー上のメールをダウンロードする方式とは異なり、メールサーバー上のデータと同期する仕組みです。

同じメールアカウントを複数台の端末で同じPOP設定を使ってメールを受信していると、メールサーバーのデータの削除のタイミングによってメールが受信されないことがあります。

IMAPに関しては、メールサーバー上のメールデータと同期をするので他の端末でメールが受信されないという事が起こりません。

また、POPでメールを受信している場合はメールを送信した時は、メールを送信した端末でしかメール送信履歴が残りませんでした。

しかしIMAPであれば送信済みのメールデータや、受信メールのフォルダ分けまでサーバー上のデータと同期できます。

ただし、プロバイダの無料メールではIMAPが使えなかったりすることや、メールサーバーの容量が少なくメールが受信できなくなることがあるので、IMAPを設定する時も注意が必要です。

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